油圧ブースター

本製品はピストン往復運動による油圧ブースターです。
流入した元圧をピストン往復運動により増圧し高圧側に吐出し、高圧側での圧力の消費やリークを自動的に補償し、連続的に高圧側の油圧を保持します。

■低圧源からMax20倍の高圧へ増圧
■豊富な製品群で各種の増圧に対応
■省スペース+ランニングコスト低減

油圧ブースターHCシリーズの増圧作動システム

本製品はピストン往復運動による油圧ブースターです。
流入した元圧をピストン往復運動により増圧し高圧側に吐出。高圧側での圧力の消費やリークを自動的に補償し、連続的に高圧側の油圧を保持します。

1次側(入力側)油圧2~20MPaで作動し、流入油圧に比例し、各タイプの増圧比に従って高圧を吐出します。1次側圧力を変えれば2次側(高圧側)圧力を調整できます。作動システムは右記の通りです(PATENTED)。
基本的には、低圧ピストン(LP)、高圧ピストン(HP)及び双安定性逆転バルブ(BV1)で構成されています。

〈動作のしくみ〉
INから流入した油はチェックバルブKV1、KV2およびダンプバルブDVを無負荷で通過して高圧ポートHに流れます。この時、元圧の全流量がブースター内を流れ、H側のシリンダーを前進させます。

シリンダーが抵抗を受け2次側に圧が立つと、チェックバルブKV2およびダンプバルブDVが閉じ、油がVol.1に導かれます。右図の状態でVol.2はVol.3を通ってタンクに開放されている為、Vol.1に流入した元圧によりピストンが下がり、後退端に達するとチャンネル1からの元圧によりBV1が切替えられます。元圧はBV1からVol.2に流入してピストンを押し上げ、2次側へ油を吐出します。増圧比とはLPとHPの面積比によって決まります。高圧ピストンHPが上昇するとチャンネル1はタンクに内通し、BV1は元の位置に戻って次のサイクルが始まり、最終増圧圧力に達すると、このピストン作動は止まり、以後は2次側圧力を保持するのみに作動します。

〈高圧の解除〉
外部バルブ(CV)を切替えるとポンプ元圧はRポートへ、タンクはINポートに逆に切替えられ、元圧はDVを開き、2次側の高圧が開放(OFF)されます。

製品概要

使用温度 -40℃~120℃
最大流入油量 各タイプの仕様をご参照ください。
使用油 一般油圧作動油(水グリコール使用可)
他の油を使用する際はお問い合わせください。
許容入力圧 2~20MPaの範囲内で入力して下さい。
2次側増圧圧力 80MPa(一部モデルを除く)
(これを超えない範囲でご使用下さい。)
フィルター 10ミクロン(最大19/16-ISO4406)のラインフィルターをお取付け下さい。
材質 本機は鋳鉄、スチールで構成されています。
表面は亜鉛クロムにて表面処理されています。
内部に動的シールが使用されていません。
静部シールはNBRを使用しています。

このグラフが示すように、本ブースターは上記2種類の油圧特性を持っています。シリンダーの空ストローク時など、2次側に負荷がかかっていない状態ではポンプの全流量がブースター内をそのまま通過するため、シリンダーは高速でストロークします。シリンダーに負荷がかかり始めると、ブースターは増圧を開始し、2次側が規定の圧力に達するまで増圧動作します。

主な特長

●必要部分のみに高圧が使用できます。
●高額な高圧ポンプが不要となります。
●低圧から高圧への変換に油圧ポンプ以外のエネルギーが一切必要ありません。
●高圧側での油の消費、リークには自動的に補償します。
●ラビリンス機構採用により長寿命。
●回転部品を使用していません。
●軽量。
●コンパクトサイズで高性能。

仕様一覧表

 標準モデル
モデル名 作動媒体:油 HC1 HC2 HC3 HC4 HC6 HC7 HC8
    HC3-C,H,I        
作動媒体:水   HC2W   HC4W   HC7W HC8W
特長 超コンパクト スタンダード ISO積層
ブロック取付
中流量 大流量 超高圧 超高圧
コンパクト
重量 (kg) 0.7 1.0 2.5 3.7 9.5 1.5 5.0
増圧比(i) 1.2-7.5 1.2-20.0 1.2-20.0 1.3-9.8 1.3-8.2 5.0-20.0 5.0-20.0
9種 11種 11種 9種 9種 5種 5種
入力 許容入力圧力 (Mpa) 2-20 2-20 2-20 2-20 2-20 2-20 2-20
許容
入力
流量
 最小(IN) (I/min) 2 2 2 2 2 2 2
最大(IN,R,H) (I/min) 8 8-15 8-15 25-35 50-70 12-14 12-14
出力  増圧圧力の計算方法 PH=(PIN-PR)×i (P: 圧力 i:増圧比) 
※最大の増圧効果を得るためにタンクライン圧力(PR)はできる限り0に近く
設定して下さい。
許容最大増圧圧力 (Mpa) 80 80 50 80 80 200 200
(特注にて300)
特殊モデル
モデル名 作動媒体:油 HC2D HC6D HC2D2 HC6D2 HC5 HC9
           
作動媒体:水       HC6D2W    
特長 スタンダード 超大流量 スタンダード 超大流量 ダブル
ピストン
特超高圧
大流量
大流量 2種作動油
2種作動油
重量 (kg) 3.8 20.0 4.2 22.0 3.0 9.9
増圧比(i) 1.2-20.0 1.2-8.2 1.0-10.1 1.0-10.1 1.2-20.0 25.0
12種 9種 9種 9種 11種 1種
入力 許容入力圧力 (Mpa) 2-20 2-20 2-20 2-20 2-20 2-20
許容
入力
流量
 最小(IN) (I/min) 2 2 2 2 2 2
最大(IN,R,H) (I/min) 12-15 70 15 70 8-15 20
出力 増圧圧力の計算方法 PH=(PIN-PR)×i (P: 圧力 i:増圧比) 
※最大の増圧効果を得るためにタンクライン圧力(PR)はできる限り0に近く
設定して下さい。
許容最大増圧圧力 (Mpa) 80 80 80 80 80 500

ダイアフラム式超精密エアチャック

工具折損検出システム

油圧ブースター

ロータリーワイパー